竹田城は映画のロケで別のお城に!

 

「天空の城」「日本のマチュ・ピチュ」として話題の朝来市和田山町にある
竹田城。
お城といっても天守もない石垣だけの城跡ですが、雲海に壮麗な石垣が
浮かぶ姿はとても幻想的です。

 

雲海が見たいなら、秋の日の出前がオススメです!

 

 

 

竹田城の歴史

 

この竹田城は室町時代の嘉吉年間(1441年〜44年)のことで、
最初の城主は但馬の守護大名である山名持豊。
播磨の守護大名・赤松満祐が将軍・足利義教を暗殺した時期で、
赤松氏との衝突に備えるため建てられた。

 

その後、竹田城は山名氏と太田氏の居城として使われましたが
戦国時代の末期に豊臣秀吉の但馬攻めによって落城し、
播磨龍野の赤松氏が城主となったそうです。

 

赤松広秀は竹田城を大幅に拡充して、東西100メートル、
南北400メートルもの敷地に、天守台を中心として見付櫓や
大手門、南千畳、北千畳、花屋敷などを配置。

 

広秀は関ケ原の合戦で途中まで石田三成の側についたため
勝者となった徳川家康から切腹を命じられ、竹田城も石垣のみを
残して廃城にされてしまったのですね。

 

 

ロケ地としての竹田城

 

さて、広秀の死から数百年後、竹田城にみごとな天守が築かれました。
じつは、映画の話ですが、1990年に公開された角川映画の「天と地と」で
竹田城跡に上杉謙信の居城だった春日山城(本物は新潟県)が再現。

 

 

 

このとき、標高354メートルの山頂には、1600人の作業員と420トンもの資材が
送り込まれたらしい。
当然、このお城は撮影終了後取り壊されてしまったのです(残念・・)

 

この映画の他にも「影武者」や「魔界転生」などとにかくロケ地としてよく
使われているようです。

 

ただ、竹田城として使われることはなく、いつも違うお城になってしまうので
少し残念ですね。

 

デートコースとしての竹田城

 

さらに、竹田城はロマンチックは風景から最近ではデートスポットとしても
注文されていて、デートコースのオススメ場所として選ぶ『恋人の聖地』にも
認定されています。

 

 

兵庫県内では、他に神戸ハーバーランド、神戸淡路鳴門自動車道の
サービスエリア、赤穂御崎、浜坂県民サンビーチの松の庭が選ばれて
います。

 

 

 

 

 

 

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